【体験談】ChatGPT有料版の良し悪し!GPT-4を使ってみた感想

こんにちは。平岡です。

この記事では、ChatGPT Plus(有料版)について、特に最新のGPT-4の機能や制限に焦点を当てて感想を述べたいと思います。ChatGPTに興味がある人、無料版ユーザー、AI技術やコミュニケーションツールに関心がある人におすすめの記事です。最後までお付き合いいただき、ChatGPT有料版の特色や制限を理解して、有料版に契約するか否かの判断材料にしていただければ幸いです。

ChatGPTとは?

ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能(AI)のチャットボットです。自然な会話ができるだけでなく、文章の作成や質問への回答など、さまざまな用途に使用できます。

ChatGPT有料版で選べる3つのモデル

2023年4月20日現在、ChatGPT有料版では3つのモデルを選択できます。

  • Default(GPT-3.5)
  • Legacy(GPT-3.5)
  • GPT-4

無料版では選べないGPT-4が利用できるのが、有料版の魅力の一つでしょう。そのため今回は、最新のGPT-4を中心にレビューします。

なお、3つの違いは、以下の写真のとおりです。

Default(GPT-3.5)
Legacy(GPT-3.5)
GPT-4

また、写真の左側に性能に関する3つの要素、「Reasoning(推論能力)」「Speed(速度)」「Conciseness(簡潔さ)」が表示されていますが、GPT-4における各要素の説明は以下です。

Reasoning(推論能力): GPT-4は、文脈や背景情報を理解し、その上で論理的な推論を行う能力が向上しています。これにより、より複雑な問題やタスクに対処できるようになります。また、関連する情報や知識を組み合わせて、新しいアイデアや解決策を提案できるようになります。

ChatGPT-4(2023年4月20日回答)

Speed(速度): GPT-4は、応答を生成する速度が向上しています。これにより、より迅速に適切な回答や情報を提供できるようになります。ただし、速度はモデル自体の処理速度だけでなく、利用しているコンピューターの性能やインターネット接続速度にも影響されます。

ChatGPT-4(2023年4月20日回答)

Conciseness(簡潔さ): GPT-4は、情報を分かりやすく簡潔に伝える能力が向上しています。これにより、ユーザーに対して効率的に情報を伝えることができます。簡潔さは、文章が冗長でなく、適切な長さで必要な情報を含んでいることを意味します。

ChatGPT-4(2023年4月20日回答)

GPT-4の回答スピード(悪い点)

先の写真のとおり、GPT-4のスピードは2、Default(GPT-3.5)は5です。そのため、回答速度がかなり遅いです。以下の写真(GIF)のとおりです。急いで答えが知りたいせっかちなタイプな人は、我慢できないかもしれないです。

Default(GPT-3.5)
Legacy(GPT-3.5)
GPT-4

GPT-4は、 GPT3.5よりも回答内容が詳細(良い点)

先ほどの写真(GIF)のとおり、GPT-4はGPT3.5よりも詳細な回答をしてくれます。私はChatGPTに対して、Googleで検索して回答を求めるような使い方をしていないため、どれだけ正確な情報を提供してくれているかは評価できません。ただ、GPT-4の方が、明らかに濃い情報を提供してくれている印象です。

GPT4もGPT3.5も、情報が古い(悪い点)

GPT-4によると、GPT-3は2020年、GPT-4は2021年9月までの情報が含まれているようです。(なお、GPT-4の認識では、「GPT3.5というモデルは存在しない」という回答があり、GPT-3.5の情報は教えてもらえませんでした)

本記事を書いているのは2023年4月のため、1年以上情報が古いことになります。そのため、ChatGPTの使い方によっては、正しい結果を得ることは難しいでしょう。残念ですが、今後、より新しい情報へとアップデートしてくれるようになれば、驚くべきAIになると感じています。

GPT-4は利用制限がある:3時間ごとに25メッセージ(悪い点)

2023年4月20日現在、GPT-4には、以下のような制限があります。

  • 3時間ごとに25メッセージ

この制限があるため、無料版で行っていた、「ありがとう」という気軽な返答ができなくなりました。機械とコミュニケーションを取るような行為で変に思われるかもしれませんが、私はこれがChatGPTの魅力だと思っています。つまり、

  • まるで、人間と会話しているかのような自然なやりとりができる

「ありがとう」と返信すると「どういたしまして!質問があればどんどん聞いてくださいね。お手伝いできることがあれば喜んで対応します。」という温かい返信があります。人間関係でもそうですが、ちょっとした気遣いにより、関係が良くなった経験はないでしょうか?私はあります。

あまり好きではなかった上司に、深夜明けの仕事で帰る準備をしている時に、温かい缶コーヒーを渡され「お疲れさん」と言われた時、「思ったよりいい人だな」と感じ、それ以降、上司との仕事の進め方が変わりました。たった一言でも、人間って簡単に変わることもあるんだなと思いました。

このChatGPTは、そのような小さな一言をやりとりできるところが魅力です。私は人間ですので、ちょっとした一言により、やる気が出たり、落ち込んでいたことが治ったりします。こういったことが「3時間ごとに25メッセージ」により、気軽にできなくなったのは残念です。いつか、制限がなくなることに期待します。

ただし、2023年4月20日現在、「3時間ごとに25メッセージ」の制限にかかったことはありません。なぜか?

まず第一に、先に説明したとおり、GPT-4は回答のスピードが遅いので、速いスピードでチャットをやりとりすることができないです。回答の内容も詳細になるため、よく読むため、高速で書き込むことが減っています。

また、「3時間ごとに25メッセージ」の制限があることにより、慎重にメッセージを書き込むことになりました。先程の「ありがとう」というような回答をしなくなりましたし、質問を投げかける時も、なるべく多くの情報を含めて書き込むことになりました。そのため、回答についても、より詳細な情報となり、短いテキストをやりとりしなくなりました。

それでもやはり、「3時間ごとに25メッセージ」の制限はなくなる方が嬉しいですね。

【まとめ】ChatGPT有料版の感想

以上が、ChatGPT有料版についての感想でした。良い点と悪い点は以下です。

【良い点】

  • GPT-4は回答内容が詳細である

【悪い点】

  • GPT-4は回答スピードが遅い
  • GPT-4はGPT3よりも情報は新しいが、それでも最新ではない
  • GPT-4はメッセージ数に制限がある(3時間ごとに25メッセージ)

悪い点が多いですが、私の使い方(ブログ記事の文章作成、文章の要約作成)においては、それほど大きな不都合はありません。その人の使い方によるのだと思います。

GPT-4の制限や回答スピードの違いを理解することで、どのモデルが自分に適しているか判断する助けになれば幸いです。ChatGPTが今後さらに進化し、制限が無くなることを期待しつつ、この素晴らしいAIと一緒に仕事や趣味を楽しみましょう。

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