ネットワークエンジニアの仕事について、就職活動や転職活動における先輩の声などでわかると思いますが、もっと具体的に知りたい人もいるでしょう。

僕はもうネットワークエンジニアではありませんが、11年間の経験があります。

忙しい現役のネットワークエンジニアに代わって、僕の経験をさらけ出すことで説明してみようかと思います。

人生における大事な選択である「就職」を、良い結果にするべく、参考にしてみてください。

今回は社会人11年目の2017年の物語です。

 

参考:過去の物語は以下の記事です。

 

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社会人11年目(2017年:32才)

1.業務変更。監視ネットワークの計画業務だが‥

 

社会人11年目は、部署は変わりませんが、業務内容が変更となります。

 

各サービスにおける、監視ネットワークの計画業務になりました。

各サービスは、「サービスが故障しないか?」とか「サービス故障時にどこが故障しているのか?」などを管理して、故障時に素早く対応する必要があります。

これらを管理するシステムが監視ネットワークです。

お客さまへのサービスに直接関係するものではありませんが、サービスを継続させるために必要な、特に、自社社員のために必要なネットワークです。

 

このネットワークやサーバなどの設置や変更(使えなくなったら新しいものに交換)する計画を行うことになりました。

といっても、名目上はそうです。

 

実際は‥

「監視ネットワークの計画」

「インターネットサービスの計画(一部)」

「AIシステムの計画」

「自動化システムの計画」

「クラウドサービスの計画」

のように、たくさんの計画をちょこちょこやらされました。

 

「監視ネットワーク担当なのに‥」と愚痴をこぼすのを理解いただけるでしょうか‥。

業務があふれすぎてストレスが半端なかったです。

さらに、このころから「働き方改革」が本格化します。

 

特に何も対策せず「とにかく残業をするな!」という、現場泣かせの改革です。

「とりあえず仕事が残っていても帰ろう。そうしたら火事場のバカ力を発揮できるかも!」
なんて、根拠も何もない指示を上層部から受けたり、残業する際の手続きが増えて(残業はより上の上司への申請が必要になったり)さらに時間を要したり‥。

 

こういうのは「1つの仕事」に対する大きさや規模を計れないのが問題なのでしょうね。

その仕事がどのくらいで終わるか誰もわかってない。

数値化できない。

1日10個○製品を作るという目標があって、1個作るのが30分くらいかかるとわかっていれば、その仕事を割り振りやすいです。

仕事ってそういうものばかりではないですからね。

 

特に「AIシステム」と「自動化システム」の計画は、具体的なものではなく、「会社のどこかに導入してメリットを享受できないか」というのを探すものです。

0から1を見つけ出すのが、一番時間がかかり一番困難な業務です。

「そのような検討が2つもあるなんて‥。」

そんな思いもありましたが、まぁこの2つの検討は流行りですし、知識が増えていき面白かったですけどね。

 

2.会社に対して、会社人生で一番怒りを覚えた出来事がついに‥!

 

「インターネットサービスの計画(一部)」

 

これが僕を退職を決断させた一番大きな理由ですね。

その前に他部署との調整で他部署の社員を嫌いになりストレスが溜まり続けていましたが、会社に対して怒りを覚えた出来事はこれです。

 

・同じ部署のある人員が、他社へ派遣されることになった(数ヶ月)

・その間、その人の仕事は、その人の先輩が対応する予定だったが、その先輩は忙しかった

・その人の仕事が進まないと、僕の仕事が進まなかった

・その人の仕事は、昨年僕がやっていた仕事だった

・だから僕に割り振られた

・これが、急だった

 

この出来事があって、僕は完全に会社から遠ざかることになります。

 

最後の「急だった」というところが一番の問題です。

その人が外部に派遣されることは、昨年からわかっていることでした。

その人の先輩が忙しいのもわかっていました。(昨年から忙しいので)

それがわかった上で、何も対策せず、ただ「仕事を残った人材でやろう」と安易に考え、この出来事が起こります。

 

事前に分かっているなら、僕に対しても話をしてもらえれば、多少準備します。

4月に1年間の仕事がだいたいわかるので、1年間のスケジュールを決めてやっていこうとします。

急ぎでないものも全て同じ速度でやるのではなく、急ぎのものからやっていく。

 

それが、急に6月に、新しい、しかも大きな仕事が降ってきたわけです。

すべてのスケジュールも変わりますし、その仕事は急ぎでしたのでよりストレスが溜まります。

 

この出来事だけはもう許すことはできなかったですね。

これは、1年間に1回、会社に自己申告する面接などがあるのですが、その場面で伝えました。

理解してくれてないと思います。

「これが仕事だよ。会社に雇われているんだからね。」と思っていたんでしょうね。

まぁそれが正解ですね。

僕は雇われているわけで、代わりもたくさんいるわけです。

「文句があれば辞めれば?」という会社側の意見が正解ですね。(言われてませんけどね)

だから僕は辞めることを選択することになります。

 

3.AIシステムと自動化システムの検討が一番面白く、退職に向かわせた!

 

「AIシステム」と「自動化システム」の検討が、この時期では一番面白かったです。

 

東京出張にたくさんいき、知識があふれるほど情報収集しました。

また、会社で検証や検討も進めます。

 

2019年5月での僕の考えを述べたいと思います。

 

1.日本ではAIと自動化システムは流行らない

 

AIシステムは、多量のデータを解析したり、人がする作業をずっと監視し続けることで、法則性を見出して、AIシステムが人の代わりに仕事をすることです。

自動化システムは、人がしている方法をそのまま機械ができるように命令文を作って、自動化システムが人の代わりに仕事をすることです。

(あくまでも僕の定義です)

どちらも、人の代わりにシステムが仕事をすることになります。

 

情報収集の中で一番記憶に残っているのが次の一言です。

・例えば、仕事の効率性を100で表せるものとする

・中国などの既存のシステムは40だが、日本の既存のシステムは80である

・最近のAIや自動化システムを導入することで、90になる

・この場合、中国では+50の恩恵を受けるが、日本は+10の恩恵しか受けない

 

あくまでもわかりやすく説明するための例えですが、意味が分かるでしょうか?

つまり、日本の既存のシステムはすでにかなり高性能なシステムになっており、AIや自動化システムは導入してもあまりメリットがないということです。

 

僕もこれは自社で経験済みです。

まず、AIシステムも自動化システムも、高額です。

このシステムを導入するかどうかの判断として必ず、「AI/自動化システムの導入費用」と「人件費の削減額」が比較されると思います。

すでに高性能な(しかも高額な)システムを導入して作業をしているので、そもそも人件費はそれほどかかっていないのではないでしょうか?

つまり、高額のAI/自動化システムを導入しても、「大きな」メリットがあるという資料が作れず、経営層から承認を受けることができないのです。

 

日本はこの傾向が強いと思います。

もうシステムが高性能すぎるのです。

だから僕はAI/自動化システムは流行らないと思ってます。

 

2.日本は焦っていない

 

AI/自動化システムを導入する目的の1つが、少子高齢化です。

今後、会社に若者が入社してこなくなる可能性が高くなるでしょう。

その会社が若者に人気があれば別ですが‥。

 

若者の数はどんどん減ってます。

増えてません。

 

また、これも情報収集で聞いたのですが、

「移民として、外国から日本に優秀な人材はこない。日本の給料は低いから。シンガポールなどの方が給料が高く人気である」

という内容でした。

 

ますます会社に人が来ないですね。

 

今後、新しい人材を雇えなくなっていくと思います。

ただ、「今後」です。

今は困っていない企業が多いのではないでしょうか?

僕の会社もそこまで困ってませんでした。

 

そうなると高額なAI/自動化システムを導入する理由がないです。

 

「将来を見越して」現在から導入していく(多少赤字でも!)という判断ができる企業が、将来勝つでしょうね。

すでに人材不足を対策することができてますからね。

こういう判断ができる経営者がいないとAI/自動化システムの導入は進まないと思います。

 

僕の会社はできていなかったと思います。

「5年間のAI/自動化システム導入費用」と「5年間の人件費」で比較させられたからです。

もっと先を見ないと意味がないでしょう。

それができない限り、人材不足の問題に将来必ずぶつかると思ってます。

 

3.余った人材はどうするか?

 

AI/自動化システムが導入されると「仕事を奪われる!」と不安な人もいると思います。

そのとおり、その仕事を奪うことになるでしょう。

 

奪われた人が派遣社員であれば、おそらく残念ながら契約を終了することになるでしょう。

奪われた人が自社の社員であれば、別の仕事を担当することになると思います。

日本の会社は自社の社員の首を切れないからです。(組合があればさらにその傾向が強い)

 

ここで問題になります。

その人ができる仕事が他にありますか?

 

僕は高度経済成長期を経験していませんが、そういった時期は、人が足りなすぎて困っていたでしょう。

今、それほど困っている会社、業績がうなぎ登りの会社なんて日本にどれだけあるでしょうか?

 

少子高齢化です。

高齢者へサービスをしている会社なら大丈夫でしょうが、それ以外の若者などをターゲットにしている会社は業績が落ちていくか維持することに精一杯だと思います。

地方だとなおさらその傾向が強いでしょうね。

 

つまり、AI/自動化システムを高額なお金を払って導入しても、それで余った人材を活かす場所がないのではないかと思います。

そうなると、人件費は変わりません。

システム費用だけ増えます。

 

その人たちが、より生産性が高い業務をして成果を出せる場所があれば問題ありませんが、そういう場所がなければ赤字になるでしょう。

その人たちを辞めさせることができるなら、人件費の代わりにシステム費になり、安くなる可能性は高いと思います。

それができないのが日本企業だと思います。

だから日本ではAI/自動化システムは流行らないと思ってます。

 

4.総括

 

このように、AI/自動化システムの情報収集では、「日本ヤバイ」という結論になりました。

 

高齢者に対してサービスをしている会社

世界に市場を広げているような会社

 

こういった会社でないと生き残れないと判断しました。

そのため、地方の会社であった僕の会社に良い未来を感じることができず、退職することに抵抗がなくなっていきます。

 

5.AI/自動化システムはベンチャー企業にこそ!

 

僕は、ベンチャー企業こそ、AI/自動化システムを導入すべきだと思ってます。

人材を雇う代わりに、機械を雇うということです。

機械は人と違い、病欠しませんし、24時間365日働き続けます
(電力不足になることは現在の日本でほぼないという想定ですが‥)

 

人は一度雇うと、どれだけ仕事ができなくても雇い続けないといけないでしょう。
(仕事ができない人を色々な部署にたらい回しにする現状を見てきました‥)

そうなると支出(人件費)を減らすことが困難になります。

そういう意味で、機械を使う方が、新しいビジネスを始めるベンチャー企業に一番メリットがあると思ってます。

 

僕も今後ビジネスを始めることになっても、人は雇わず、まずは機械が実施できないかを検討することにするでしょう。

 

まとめ

 

ネットワークエンジニア11年目を振り返ってみました。

 

退職する決意をさせる出来事がありましたね。

ただ、ストレスが全くなく楽しい会社生活をしていたら、快く受け入れた出来事だと思います。

ずっとストレスを溜め続けて、さらに、家ではお金持ちになる本などを読んで雇われることに疑問を持っており、その2つが合致してその出来事があったからそうなったと思ってます。

 

タイミングですね。

 

ビジネスチャンスもタイミング。

この世には色々なタイミングがあるのだと思います。

 

これが良いタイミングだったのかどうかは、死ぬときにわかるでしょう。

それまでは脱サラ成功に向けて挑戦し続けるのみですね。

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